こんにちは、0歳の女の子のママみいここです!
モンテッソーリ教育とは、「子どもが自分で育つ力を信じる」教育のこと。
おうちモンテッソーリをする時に、環境づくりと同じくらい大切なのが子どもとの関わり方なんです。
おうちでモンテッソーリ教育を取り入れたいけど、0歳の赤ちゃんとどうやって関わったらいいの?
こんな悩みを解決!
この記事では、おうちモンテッソーリを実践しているわが家の、0歳娘との関わり方をご紹介しますね。
- モンテッソーリ教育の「敏感期」とは何か
- 0歳赤ちゃんは今何の敏感期なのか
- 0歳赤ちゃんとの関わり方
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは、「子どもが自分で育つ力を信じる」教育です。
今から100年以上前に医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法で、子どもを科学的に観察し、そこからえた事実に基づいて独特の体系を持つ教具を開発するなどして教育法を確立していきました。
子どもには、自立・発達していこうとする力があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)」が必要である。
モンテッソーリ教育では、子どもは大人から教わって学ぶのではなく、自分自身で学んで成長していきます。
大人の役割は、子どもが自分自身で学べるように手助けをしたり環境を整えることです。
「モンテッソーリ教育」と「知育」は何が違うの?
「知育」は知能を高めることですが、「モンテッソーリ教育」は目に見えない心を育てること。
出来たことの結果ではなく、その活動を自分で選び、あきらめずに取り組み、集中して繰り返したという過程のほうが大切なのです。
知能を高めることが目的ではなく、モンテッソーリ教育はいつも子どもの心に目を向けています。
モンテッソーリ教育の敏感期
モンテッソーリ教育では、その時期の子どもの発達に合ったかかわりをすることが大切です。
発達に合わせるには、「敏感期」が重要。
子どもの敏感期について深堀りしていきますね。
敏感期とは?
ある特定の事に対して感受性が高くなる時期のこと。
0〜6歳の子どもには、敏感期があります。
敏感期は子どもは身の回りの出来事に強く興味を持ち、集中して同じことを実践します。
例えば数の敏感期では、子どもは数の感受性が高くなり、数のことが知りたくて仕方ありません。
数を教えれば、なんの苦もなく数を覚え、数えたり計算の概念を理解します。
敏感期の種類
敏感期の種類は、下記の9つあります。
- 言語
- 運動
- 秩序
- 小さいもの
- 感覚
- 書くこと
- 読むこと
- 数
- 文化
敏感期の時期はそれぞれ違うため、そのときの敏感期に合ったかかわりをすることが大切。
0歳児の敏感期は、「言動」「運動」「秩序」「感覚」の4つです。
敏感期の0歳児との関わり方
子どもが産まれてからモンテッソーリ教育に興味を持ち勉強を開始。
親のかかわりや日常生活など、教具がなくてもおうちでできることはたくさんあるので、工夫しながら家庭に取り入れています。
ここからは、そんなわが家のおうちモンテッソーリをご紹介しながら、「言動」「運動」「秩序」「感覚」の敏感期である0歳10ヶ月の娘との関わり方についてお話していきます。
言語の敏感期
★胎内〜5歳半くらい
0歳〜3歳までは、「無意識的な記憶」という形で、耳にした言葉をどんどん吸収していきます。3歳が近づくと、吸収していっぱいになった言葉があふれ出てきます。
「たくさん話しかける」「毎日絵本を読む」を習慣にしています。
赤ちゃん言葉はできるだけ使わず、難しい言葉も使っています。
詳しく解説
話しかけ方
たくさん話しかけ、難しい言葉もあえて使います。
「お昼寝したね」「ご飯を作るよ」「雨が降ってるね」など、行動や思っていることを言語化して実況しています。
毎日行動を言語化して話しかけていたら、「ご飯食べよう」や「絵本よむ?」という言葉を覚えてきました。「ご飯」と聞くととニコニコしてテンションが高くなるし、「絵本」と聞くとすかさず絵本の方へ向かうんです。赤ちゃんの吸収力ってすごい!!
また、0〜6歳は難しい言葉もどんどん吸収する時期。
例えば、
「パパは夜勤だよ」→「パパはいないよ」
など分かりやすいように言い換えて簡単な言葉しか使わないのは、言葉を吸収する機会がなくなってしまうんです。
そのため、「夜勤」という言葉をあえてそのまま使って話すようにしています。
絵本を読む
「絵本を毎日読む」を習慣化しています。
「読み聞かせは子どもの発達にとてもいい影響があり、言語をたくさん吸収するだけでなく、絵本に出てくるやさしい言葉をママが読むことで安心感を得られる」というのを知ってから、絵本を毎日読んであげるようにしています。
忙しいと読むのを忘れて「今日一度も読んでない!」となってしまうので、「朝ご飯を食べたら読む」「お昼寝の前に読む」など読むタイミングを決めることで習慣化できています。
毎日絵本を読んでいたら、10ヶ月の娘は自分でページをめくったり指をさせるようになりました♪
ここでポイント
モンテッソーリ教育では、「現実に即している」ことをポイントに絵本を選びます。
乳幼児期(0〜6歳)の子どもは、自分がいる場所に適応することがとても大事なこと。この世界での当たり前や、この世界で起こっていることを「知ること」がポイントになります。
よく絵本であるような、動物が洋服を着ていたり、おばけが出てくるようなものではなく、「リアルな部分を知る」ことが大切なんですね。
運動の敏感期
★6ヶ月〜4歳半くらい
「自分の操縦者になりたい!」と思う子どもは、様々な運動を繰り返し、動きを洗練させていきます。歩く、走る、飛ぶといった大きな運動だけでなく、指先の細かな運動も含まれます。
ベビーサークルは使わず、子どもが自由に身体を動かせる環境を作っています。
また、モンテッソーリに基づいた手作りおもちゃを与えています。
詳しく解説
運動
子どもが自由に身体を動かせる環境を作っています。
子どもは自分の身体を動かす経験を繰り返すことで、思い通りに動かせるようになったり、自分の力でたくさんのことを学びとります。
その為わが家では、触ると危ないテレビ周りとキッチン周りのみゲートで守り、それ以外は自由にリビングで動き回らせています。
ダイニングチェアに頭を打って泣いたり、ゴミ箱のフタを器用に開けたり…。見守りが必要ですが、「自由」を作ってあげたことで日常生活を自分の力で学んでいるなと日々感じます。
おもちゃの与え方
モンテッソーリ教育に基づいた手作りおもちゃを与えています。
モンテッソーリの教具(おもちゃ)では手を使うことが大切とされていて、物を掴んだりつまんだりすることは指先の発達のサポートになります。
でも、モンテッソーリの専門教具って値段が高い!
なので、わが家では手作りおもちゃを活用して、物を掴んだりつまんだりする動作を学ばせています!
娘はまだ0歳。お片付けをしたりおもちゃを自分で選んだりは難しいので、おもちゃの収納はまだ気にしてないです。
今はおもちゃをBOXにポイポイ入れている状態ですが、もう少し成長したらモンテッソーリ式のおもちゃ棚を設置しようかなと考え中。
秩序の敏感期
★6ヶ月〜4歳くらい
いつも同じ人、同じやり方、同じ順番がよくて、「いつもと同じが良い!」というこだわりが強くなる時期。
毎日同じやり方、同じ生活リズムを心がけています。
この時期の子どもにとって、「秩序」=「いつも同じで変わらない安心できるもの」なんです。
なのでいつもと違うと不安になって泣いてしまったり、不機嫌になってしまったります。
この前私が熱を出してしまったので、その日のワンオペ風呂はシャワーにしたんです。いつも「身体を洗う→湯船に浸かる」流れだったので、娘はいつもと違うことに戸惑ってグズってしまいました。その夜の寝かしつけは時間がかかった…
お風呂の出来事があってから、「10ヶ月の赤ちゃんでも既に毎日の秩序を覚えているんだ!」と実感し、できるだけ毎日同じ生活リズムで過ごすようにしています。
生活リズムだけでなく、以下のような「毎日同じやり方」にも配慮。
- ミルクはソファに座って飲ませる
- 絵本はおもちゃコーナーで読む
- おむつはおむつ替えスペースで替える
- 離乳食のときはテレビを消す
- お風呂のあとは寝室に直行する
毎日同じやり方を繰り返すことで、娘は秩序を覚え安心し、グズることが少なくなったんです。
感覚の敏感期
★0歳〜6歳くらい
五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)を使いたい時期。0〜3歳までは、五感で感じたことを吸収し、3〜6歳では、吸収した五感を頭の中で整理し言語化していきます。
お散歩に行ったり、色んな食材を食べさせたり、音楽を聞かせたり。五感を使った経験を大切にしています。
詳しく解説
ピクニックがおすすめ
わが家は家族でよくピクニックに行きます!
ピクニックの良いところはこんなところ。
- 自然と触れ合える
- レジャーシートがあることで赤ちゃんも身体を動かせる
- パパママのリフレッシュにもなる
わが家は近くに広い芝生の公園があるので、テントを立ててハイハイさせたり、お弁当を食べたり、木の近くまで行って葉っぱを触らせたりと、こどもを自然に触れさせています。
ピクニックは非日常を感じることができ、子どもの五感を刺激する良いアクティビティー!
まとめ
今回は、モンテッソーリ教育を取り入れた、わが家の0歳10ヶ月娘との関わり方・過ごし方をご紹介しました。
「言動」「運動」「秩序」「感覚」の4つの敏感期である0歳児は、とにかく色々なものに興味があり、見たり、触ったり、舐めたり、毎日たくさんのことを吸収しています。
敏感期には、思う存分その敏感期のことをできるようにしてあげることが、子どもの成長を大きく助けるんです。
今回ご紹介した、敏感期の子どもとの関わり方が、少しでも「モンテッソーリ教育に興味がある」というパパママの参考になったら嬉しいです。
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